eスポーツに特化したメディアサイト・ロゴデザイン
eスポーツに特化したメディアサイト「SHIBUYA GAME」のブランド戦略立案、ロゴデザイン、Webデザイン、フロントエンド開発、WordPressの実装・カスタマイズなどを全般的に担当しました。プロジェクトリーダー、デザイナー、フロントエンドエンジニア、ディレクターを兼務してプロジェクトを進行。サイト公開後も継続的な改修や運用サポートを実施しています。
ビットキャッシュ株式会社
2017年5月
2017年2月〜2018年9月(初期構築期間:約3ヶ月)
PC, スマートフォン, タブレット
2017年5月以降はサイト運用サポートや機能追加などを実施。2019年12月公開終了
役割・主に担当したこと
挑戦したこと
eスポーツのメディアサイトとして、「ビジュアルの魅力を活かすこと」と「文字の読みやすさ」に重点を置いて設計しました。
記事の内容に集中して読み進められるように装飾は極力抑え、記事本文の文字サイズをやや大きめにし、行間を広げてゆったりと読めるようにレイアウトしました。
具体的にはPC用の画面解像度で記事本文は18px、行間は200%相当を指定しています。本文の文字サイズは1px単位、行間は10%単位で微調整して適切と判断した見えかたに調整しています。
文字装飾は最低限として、文字サイズや色の強弱によって見出し・本文・キャプションなどを表現することで、洗練された印象になるように設計しました。
UI(ユーザーインターフェイス)の使い心地を良くするための1つの施策として、キーワード検索ボックスを開くと自動的にキーワード入力欄にカーソルが表示され、すぐにキーワードを入力できるようにしています。
試合情報をWordPressから管理できるようにカスタムフィールド機能を用いてカスタマイズしています。試合日程、参加者のアイコン、勝敗などを管理画面から入力すると、自動的にレイアウトされた状態で表示されます。
スマートフォン用のデザインにおいても、記事本文の読みやすさやサイトの回遊性に重点を置いて設計しています。
SHIBUYA GAMEはWordPressというCMS(コンテンツマネジメントシステム)を導入したメディアサイトであり、デザインとシステム開発の両面からサイトを設計する必要がありました。
そこで依頼主との認識共有を円滑に進めるために、画像やテキストなどの記事コンテンツの表示方法やシステム仕様を記載したデザイン趣意書を作成しました。
デザイン趣意書には主にデザインの意図を具体的に記載しています。例えばどういった理由でレイアウトや配色、文字サイズ、記事の表示件数、要素の優先順位付けをしているかを明示しています。
サイトの完成イメージを具現化したデザイン趣意書を元に依頼主と打ち合わせをおこない、デザインやシステム要件を定めます。
デザイン趣意書の一部を抜粋。デザインの意図やシステム仕様を依頼主に共有して不明点や改善点などを相互確認し、完成度を高めます。
SHIBUYA GAMEのブランドイメージ設計の施策として、ブランドロゴを制作しました。依頼主からSHIBUYA GAMEの目指す方向性をヒアリングし、コンセプト設計からデザインまで全てを担当しています。
ヒアリングを経て、SHIBUYA GAMEの目指す方向性を定義するためのキーワードを洗い出します。「ゲーム」、「eスポーツ」、「独自性」、「先進的」、「前進感」といったキーワードが見えてきたため、そのキーワードを元にイメージを練っていきます。
デザインの手法として、シンボルマークとロゴタイプ(文字)の両面から適切なデザインを模索しました。
サイトの名前であるSHIBUYA GAMEの「シブヤゲーム」という音の響きにレトロ感があり独自の特徴があると考えました。そこでカタカナを元としたシンボルマークのアイデアスケッチから始めます。
ロゴデザイン初期のスケッチ。「シブヤ」というカタカナを元に形状を変化したり記号化したりしながらシンボルマークを考えます。
ロゴタイプからもデザインのイメージを固めていきたいと考え、イメージに近いロゴタイプを並べて比較検討しました。
検討したロゴタイプを抜粋したもの。赤い矢印がついているロゴタイプは、SHIBUYA GAMEのイメージに近いと判断した初期デザインの候補書体(フォント)です。
以下は依頼主との打ち合わせでロゴデザインの方向性を定めるために制作した初期案です。方向性が定まったのち、デザインの完成度を高めていきます。
打ち合わせにて、依頼主の「多様性を特徴の1つとして取り入れたい」という要望が明らかになりました。そこで「多様性」というキーワードを含めた方向で確定し、実際のデザインとしてどのように反映させるかを検討することにしました。
「多様性」というキーワードを含んでコンセプトを再設計しました。そのコンセプトを元にシンボルマークの再構成やロゴタイプの視覚調整などをおこない、デザインの完成度を高めたうえでブランドロゴが完成しました。
以下はブランドロゴ設計のコンセプト資料を抜粋したものです。
ブランドロゴのコンセプトはSHIBUYA GAMEのAboutページにも掲載されています。
ブランドロゴを適切に運用していただくためのブランドガイドライン(ビジュアルアイデンティティマニュアル)も作成しました。
ブランドガイドラインには主にブランドロゴやシンボルマークのアイソレーション(最小余白)や色指定、禁止事項などのルールや使用例を記載しており、ブランドロゴの扱うかたにわかりやすく伝わるように構成しています。
ブランドガイドラインから抜粋したものです。上記のほかコンセプトや関連情報を加えて、ブランドロゴに関する必要情報を集約した資料となるように構成しました。
SHIBUYA GAMEサイトを継続的に運用していただくためのサイト運用マニュアルを作成して提供しました。
サイト運用マニュアルを利用する状況を想定した結果、「○○がしたい」や「○○をするためにはどうすれば良いか」といった状況が最も多いと考え、目的から操作方法を調べられるように構成しました。
以下はサイト運用マニュアルの中から一部抜粋したページです。
操作がやや複雑になるTwitchのライブアーカイブ動画の埋め込みは、本マニュアルの他に操作手順をスクリーンキャプチャーとして撮影した動画マニュアルと合わせてご提供しました。
運用マニュアルも継続的かつ効率的にアップデートできるようにするため、Googleスライドでテンプレート(ひな型)をデザインしてから各ページを作成しました。
Googleスライドの利点は、サイト運用マニュアルのアップデートがすぐに反映でき、更新箇所をメールで連絡するだけで関係者への素早い共有が可能になることです。
※ IllustratorやPowerPointで作成したサイト運用マニュアルの場合は、アップデートのたびに再編集して書き出し、メールで連絡という手順が必要になりますが、Googleスライドの場合はその必要がないため、双方の伝達コストが大幅に軽減できました。
ありがたいことに、このサイト運用マニュアルは好評いただき、担当のかたから「使いやすくて助かっています。特に新しく入ったスタッフに担当してもらうときに重宝しています」といった感想をいただけました。
動画マーケティングエージェンシーのコーポレートサイト
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介護事業者に向けた職員育成のための動画研修サービスサイト
実験的なロゴデザイン
スマートフォン向け放送局のサービスサイト運用・ページ制作
タイポグラフィ作品
実験的グラフィック
ビットキャッシュの新規ユーザー向けプロモーションページ
アーティストのコラボレーション商品を販売するブランドサイト