2022.11.24
2018年〜2022年にかけて購入したものの中で、リモートワークで便利だと感じた製品や使用頻度の高い製品のレビューです。購入から約1年以上経過したうえでの使用感について、購入理由、メリット、デメリット、感想の4つの観点でまとめました。
リモートミーティングの通話音質を上げたいことと、環境音を拾いにくくするためです。自動モード時に自動ゲイン調整(音量調整)機能と、ダイナミックマイクでありながら少し離れた位置から音が拾えるモードの存在が決め手になりました。
USB接続で手軽に使えること、音量を自動調整してくれること、トラブルが少ないことの3点が特に良いと思っています。自動モードを使った通話の際に「聞こえにくいです」と言われたことがほぼないと思うので安定している印象です。
これ以上の音質を目指すのであれば、ダイナミックマイクではShure SM7Bを候補に挙げます。その一方でリモートワークで使うならオーディオインターフェイスやマイクプリアンプ不要で、USB接続で手軽に使えるShure MV7のほうが扱いやすいと思います。
Shure MV7に付属している純正のポップガードではポップノイズが気になるので、その対策として購入しました。
体感できるレベルで音質の向上につながりました。純正のポップガードに比べてやや長く、見た目のバランスも良くなっているように感じます。
手元のスペースを確保するために購入しました。マイクを浮かせることで設置位置の自由度が上がりました。手軽に場所を変えられるので、使わないときには高い位置に上げておいたり、奥のほうに収納しておくといった使い方もできます。スプリング部分がむき出しになっていないデザインのマイクアームを使いたかったので、RØDE PSA1を選びました。
購入から4年が経ちますが、問題なく便利に使えています。トラブルもなく道具としての耐久性が高いと思います。最近ではケーブルをマイクアーム内に収納する構造のものも増えてきていて、よりすっきりとした印象にできるかと思います。
もしこれからマイクアームの購入を検討するなら、Blue Compass BA100CBK、Elgato Wave Mic Armなどの製品も候補に入れるかもしれません。
XLR端子のマイクケーブルです。Shure MV7(ダイナミックマイク)とRME Fireface UCX II(オーディオインターフェイス)を繋ぐために購入しました。
ケーブルの品質による音質の違いはわかりませんが、特に問題なく使えており満足しています。
リモートのミーティング時に、MacBook Proの内蔵カメラで暗く映ってしまう問題を解決したくて購入しました。
十分な明るさと画質を確保できるため満足しています。マイク機能をなくして画質に特化した構成になっているのが特に好印象です。別売りのカメラ雲台にマウントできる構造になっており、クリップ式の雲台とつないで設置できるので便利です。
複数のデバイスの音声をまとめて、1つのヘッドホンで出力できるようにするためです。3つ以上のRCA入力端子と1つの出力端子があり、サイズがなるべく小さく必要最低限の機能しかないものが欲しかったのでこちらを選びました。他の候補として、YAMAHA MG06、Behringer MX400などもチェックしていました。
購入から1年経過後も問題がなく便利に使えています。ボリュームツマミが側面にあり、上面に端子類がなく掃除しやすい点も気に入っています。2022年11月現在、Amazon.co.jpとAmazon.usの販売価格にかなり差があるようです。Amazon.usなどの海外サイトで注文したほうがより安価に購入できる可能性があります。
主にGoodNotesによる手書きメモやスケッチ、ブラウザの表示確認、読書や動画視聴を目的に購入しました。その後手書きメモの頻度が増えたのでもう1台を追加購入。1台はGoodNotesとProcreateによる手描きメモを主体とするアウトプット用、もう1台はKindle、YouTube、Googleカレンダーなどの情報インプット兼デバッグ用として使い分けています。
当初はM1チップ搭載のiPad Pro 12.9インチ 2021年モデルを購入予定で予約していましたが、ディスプレイのブルーミング問題やエッジのにじみが気になり、Apple整備済製品から前モデルを選びました。
2021年〜2022年に購入したものの中で最も活用している道具だと思います。Apple PencilとGoodNotes 5で手書きのメモが取れることの恩恵がとても高いです。思考の整理やアイデア出しに役立っていて、良い習慣につながりました。日々使っていて楽しい道具の1つです。
手書きメモやスケッチに使うためです。iPad Proの主な購入理由がApple Pencilを使って手書きができることでした。
書き心地、充電のしやすさなど、道具としての使用感がとても良いです。ほぼ毎日使っています。ペンタブレットであるIntuos Proのプロペン(KP-503E)に比べると細くて重いです。KP-503Eのほうが長時間使っていても疲れにくい印象です。それぞれのペンを持ち替えながら作業することが多いのですが、持ち替えたときの違和感はあまり感じません。別の道具という感覚です。
Apple Pencilにはタップを検知する機能があります。タップすることで消しゴムモードに切り換えられますが、誤認識される場合があるのでタップ機能はオフにして使っています。Apple PencilとGoodNotes 5というノートアプリの組み合わせによる使い心地がとても良く、重宝しています。
※ペン先の消耗対策として、エレコムの金属製ペン先を使い始めています。
Apple Pencil用金属製ペン先(エレコム製)、第一印象レビュー
Apple Pencilで手書きするときのガタつきを抑えるため。
手間なく使えるように、背面のみのハードケースであることと軽さを重視して購入しました。購入後から使い続けていますが壊れることもなく、問題なく使えています。
Apple Pencilによる書き心地を良くするため。
貼り付ける際にやや手間はかかりますが貼り付けやすい印象でした。使い心地が良いと思います。書き心地には満足していますが、使い続けていくと表面がツルツルと滑ってしまうようになります。
消耗品として買い替えが必要なのことは理解しているのですが、約6ヶ月で買い替えが必要な状態になるので価格を考えると耐久性が低いと感じます。1枚につき1年くらい使用できると満足度が高いです。現在は上質紙タイプのものを試しています。こちらのほうがより書き味により抵抗感(重い書き心地)を感じます。
動画視聴や読書用としてiPad Pro 12.9インチを浮かせて設置するために購入。iPad Pro用のディスプレイとしては大きめですが、長く使えるものとして耐久性を優先して選びました。
動作の安定感に優れており買って良かったと思います。圧迫感を抑えるためにホワイトカラーのモデルを選びました。
1台のiPad Proで読書をしながら、もう1台のアプリでGoodNotesでメモを取るということをするために、エルゴトロンのディスプレイアームと合わせて購入しました。
iPad Proをデスク上に浮かせて設置できることがスタンドより優れたメリットだと思います。背面に3Mのコマンドフックを貼り付けて、充電ケーブルの付け外しをしやすくしています。iPad Proが便利に使えるようになって満足しています。
こちらはポールが長くより高い位置に設置できるモデルです。MacBook Proを空中に浮かせて設置し、MacBook Proの起動時に開閉動作をしなくて済むように購入しました。合わせてElgato Facecam(Webカメラ)の設置にも役立っています。
MacBook Proの起動時や終了後に、開閉動作をしなくて済むようになったのが大きいです。別の解決方法として、クラムシェルモードでスリープ運用して縦置きスタンドに収納することを考えました。それでも再起動が必要なタイミングがあることや排熱問題、セキュリティ的に気になるところもあり、ディスプレイアームで浮かして使う方法を選びました。
デスクスペースの確保やElgato Facecamの設置など、複数の課題をまとめて解決できているので満足しています。以前に購入したものと合わせて通算4本目のディスプレイアームですが、全て安定して使えています。
リモートでのミーティング、動画視聴、散歩、ラジオ体操など、いろんな用途で手軽に使えそうと思ったためです。カナル型イヤホンの装着感が苦手なので、インナーイヤー型のAirPods(第3世代)発売を機に購入しました。
ケーブルがないことのメリットが大きく、手軽に幅広く使えるのが便利です。その一方で購入後1年以内で不調になり、修理交換となってしまったので耐久性には不満を感じています。交換後も様子を見ながら使っています。
音質の良さを体験したいという好奇心と、長期間使い続けられる道具としての耐久性に期待して購入しました。
付け心地が良く、Google Meetなどのリモートでのミーティングでも相手の音声が聞き取りやすく、ミーティングがより快適になっています。公開する動画の音声チェックやウェビナー受講にも活用しています。
以前は開放型ヘッドホンとして、Sennheiser HD598 SEを使っていました。HD 800 Sで音楽を聴くとHD598 SEを使っているときには気付かなかった音に気付くことができて、新しい体験ができました。高額ですが買って良かったと思っています。
ヘッドホンの抵抗値(インピーダンス)が300Ωと高くノイズに強いようです。抵抗値が高いため、ヘッドホンアンプもしくはオーディオインターフェイスが必要になると思います。ケーブルが太く、ケーブルがデスクや服に触れても物理的なケーブルノイズを感じることがないことも良かったです。
入出力端子が多いこと、長い期間安定して使えそうなこと、付属ソフトのTotalMix FXによる細かいルーティングができそうと考えたためです。前の機種であるRME Fireface UCXが10年以上もサポートが継続している実績や、RME社製の製品は安定性が高いというレビューも参考にしました。
他の検討候補としては、MOTU M4、Babyface Pro FS、AUDIENT evo 4、Solid State Logic SSL2+、Antelope Audio Zen Goなどをチェックしていました。検討した結果、道具として長い期間安定して使えそうということが決め手となり、RME Fireface UCX IIを購入しました。
入出力数が多いこと、音声ルーティングの自由度が高いこと、動作が安定していることの3点が特に気に入っています。以前使っていたオーディオインターフェイスやヘッドホンアンプと比べて、聴こえてくる音の精細度が上がった印象があります。
iPad ProやiPhoneの音声をラインミキサー(ROLLS MX51s Mini-Mix 2)でミックスしてヘッドホンで聴くため。RCA端子で出力できることと、音声品質を維持できそうと考えて購入しました。
他のBluetoothレシーバーとの違いはわからないのですが、音質が良く動作が安定しています。トラブルが起きたことはありません。1度ペアリング設定をした後は特に設定する必要がなく、手軽に使えて満足しています。
ケーブルや電源アダプター、クリアファイルを整理するために購入しました。特に電源アダプターは形状が似ているものが多く増えてくると管理しにくいので、ラベルを貼ってわかりやすくしています。
手軽に使えて便利です。サイズが小さめかつ丸みのある形で、ロゴの印字が薄く主張が少ないデザインなのがとても良いです。P-touch Editorの使い方がややわかりにくいところはありますが、全体的に使いやすい印象です。
デスクスペースを広げつつ、飲み物をこぼす心配をしなくて済むようにするため。
購入から1年以上経っていますが、特に問題なく安定して使えています。コップを置くときの音が気になっていましたが、プラスチック製のコップ(Plakira)を使うようにしてからは特に気にならなくなりました。
予期しない停電時の、機材へのダメージ軽減やデータ保護を目的に購入しました。
使用から約2年が経ちますが、安定して使えています。不意の停電を気にする必要がなくなったので気持ち的にも安心できます。バッテリー交換が必要になるのは手間ですが、周辺機器も含めた多くの機材を少しでも長持ちさせるための投資として満足しています。
Intuos Pro(ペンタブレット)の上にiPad Proを置いてメモを取っているときに、手軽にMacを操作したくて購入しました。
Intuos Pro(ペンタブレット)を使っているため、デュアルディスプレイ間の行き来にはIntuos本体側のスイッチを押す動作が必要なのですが、Magic Trackpadで別のディスプレイに移動したマウスカーソルをIntuosのポインティング操作のみで元の画面に戻せるのが助かります。ボタンを1回押す動作の省略だけなのですが、繰り返す操作なのでメリットが大きいです。
2018年〜2022年にかけて購入した製品から良かったものをまとめてみました。振り返ってみると、道具としての耐久性の高さや長期間に渡って安定して使えることを意識しているようです。この記事の内容が機材選びのお役に立てたら幸いです。
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